知立国家 イスラエル
知立国家 イスラエル
米山 伸郎
アインシュタインが好きで本を読んでいると
ユダヤ人の国家イスラエルについて興味が湧いたので読んでみた。
イスラエルが先進国に分類されるということさえ知らなった。
戦争のイメージがあり発展途上国と思っていたが
本の冒頭からハイテク産業や著名人についての記述があり興味をそそられる。
インテルのCPUやグーグルサジェスト機能、ドローンを含む軍事技術など
イスラエルは数多くの先進技術を開発してきており、ノーベル賞輩出者数も世界トップレベル。
そんなイスラエルの成長の背景や歴史に迫る本。
日本との対比も興味深い。
ジャパンアズナンバーワンの時代から一転、日本はイノベーションを起こせず
停滞が続いている。
イスラエルには国家存亡という目標に向かって絶えず前進し続けたのだと知り、
「日本は平和」という言葉の意味を考えさせられる。
人口オーナス期に入っている日本はイスラエルに学ぶことが多くあるという記述に共感するとともに、
今後の自分の人生設計についても考えさせられる本だった。
ユダヤ教は、過去の先人たちの失敗さえも教典に載せ、
過去から現在まで絶えずその教えについて「なぜ」と解釈の意味を議論し続けてきた
との事。
学び続ける姿勢が重要だということを再認識した。